当たり前だと思っていた「学資保険」という名の罠
SHIN「子供が生まれたら、まずは学資保険でしょ」
かつての私は、疑うこともなくそう信じ切っていました。エンジニアとして働きながらも、当時の私は「お金の教育」については完全な初心者。周囲の友人も当たり前のように加入していたので、何の迷いもなく200万円を学資保険に投じました。
しかし、リベ大に出会い、投資の勉強を始めた今、当時の自分を全力で止めに行きたい衝動に駆られています。今回は、学資保険の失敗談と、我が家が現在進行形で成果を出している「ジュニアNISA」、そしてこれから教育資金を作る方への「新NISA」と、さらにその先に控える新制度「こどもNISA」についてお話しします。
そもそも「学資保険」とは?
学資保険とは、一言で言えば「子供の教育資金を貯めるための貯蓄型保険」です。
- 貯蓄機能: 毎月決まった保険料を支払い、満期時に「祝い金」を受け取ります。
- 保障機能: 契約者(親)に万が一のことがあった際、以降の保険料が免除される仕組みです。
一見すると「貯金もできて保障もある」と魅力的に見えますが、利回りは年利0.x%程度。インフレ(物価上昇)が起きれば、実質的に資産が目減りするリスクすらある、非常に効率の悪い投資先なのです。
学資保険を「思考停止」で選んでしまった理由
なぜ、あんなにも簡単に200万円を預けてしまったのか。理由は至ってシンプルで、「無知」と「同調圧力」でした。
- 「みんな入っている」という安心感: 友人や同僚も、当たり前のように加入していました。
- 「元本保証」という甘い響き: 投資のリスクを知らなかった私は、1円も減らない(ように見える)ことに魅力を感じていました。
当時の私は、複利の概念も、利回りの計算方法も知りませんでした。
【後悔】S&P500と比較して気づいた「歴然とした差」
投資の知識を身につけ、現在の私のポートフォリオの主力である米国株(S&P500等)と、学資保険の利回りを計算し直したとき、背筋が凍りました。
- 学資保険: 20年かけて、戻ってくるのは良くて110%程度。
- S&P500(期待値): 200万円を一括投資し、年利7%で20年運用すれば約770万円に膨らむ計算です。
この「数百万もの差」こそが、私が無知ゆえに支払った授業料でした。リベ大で説かれている「守る力」が、当時の私には圧倒的に欠けていたのです。
我が家の正解:ジュニアNISAでの教育資金運用
学資保険の失敗を経て、現在我が家では「ジュニアNISA」をフル活用して教育資金を準備しています。
ジュニアNISAはすでに新規受付は終了していますが、預けている資産は18歳まで非課税で運用し続けることができます。
【我が家のジュニアNISA運用状況】

投資額480万円(子供2人×年間80万円×3年分)に対し、現在の評価額は1,021万円。含み益は540万円を超えています。
新NISAと、2027年開始の「こどもNISA」
SHINこれから教育資金を準備する方には、2つの強力な選択肢があるよ
- 新NISA: 引き出し制限がないため非常に柔軟です。まずはここを優先しましょう。
- こどもNISA: 実は2027年から、18歳未満を対象とした新しいNISA制度がスタートする予定です。年間60万円(累計600万円)までの非課税枠が検討されており、従来のジュニアNISAよりも使い勝手が良くなると期待されています。
ママ「ジュニアNISAに間に合わなかった…」と諦める必要はないのね!時代は良い方向へ動いているわね。
まとめ:親の愛情は「保険」ではなく「正しい知識」で示す
学資保険そのものが「悪」だとは言いません。しかし、「投資」と「保障」を混ぜてしまうと、効率は極端に悪くなります。
資産形成を続けてきた今の私なら、迷わずこう言います。 「保障は掛け捨ての安い保険で備え、教育資金はNISAを活用し、インデックス運用で育てるのが最適解である」と。
子供の未来のために本当に必要なのは、思考停止の契約書ではなく、親が学び続け、資産を効率よく増やす「正しい知識」なのです。
