あの頃、テレビのCMを見るたびに不安になっていました
「2人に1人はがんになる時代です」
数年前、投資の勉強を始める前の私は、この広告フレーズを聞くたびに、言いようのない不安に襲われていました。
SHINもし今、妻にがんが見つかったら家計はどうなるんだろう?
やっぱり、がん保険に入っておくべきなのかな?
当時は判断基準が全くなく、ただただ「漠然とした不安」に振り回されていたのです。結局、迷いすぎて「変に行動して損をするくらいなら…」と加入を見送ったのですが、今振り返れば、その判断は(結果論ではなく論理的に)正解でした。
今回は、今の私が、なぜ「がん保険は不要」と明確に言い切れるのか。その判断基準を公開します。
なぜ「2人に1人はがん」という言葉に惑わされたのか
広告のフレーズは、嘘ではありません。しかし、そこには「大切な数字」が隠されています。
- 年齢の壁: がんに罹患する人の多くは高齢者です。30代、40代の現役世代ががんに罹る確率は、実はそれほど高くありません。
- 高額療養費制度の存在: 日本には世界最強の公的保険があります。1ヶ月の医療費が100万円かかったとしても、実際の自己負担額は一般的な年収なら9万円程度で済みます。
当時の私は、この「出口(実際に支払う金額)」を知らずに、入口の「かかる確率」だけを見て震えていたのです。
私が「がん保険は不要」と判断する3つの明確な基準
今の私なら、迷っている過去の自分にこうアドバイスします。判断基準は、感情ではなく「数字」です。
1. 「守る力」としての生活防衛資金があるか
リベ大でも教わる通り、半年〜1年分の生活費が貯まっていれば、治療中の収入減には十分耐えられます。保険という「手数料の高い金融商品」を買わなくても、自分の預金(自己保険)で対応できるのです。
2. 高額療養費制度を正しく理解しているか
どんなに高額な治療になっても、自己負担には上限があります。窓口で「限度額適用認定証」を提示すれば、貯金から十分に払える金額に収まります。
3. 資産運用(増やす力)とのバランス
がん保険の保険料を毎月5,000円払うなら、その5,000円をS&P500などのインデックス投資に回した方が、将来的に「どんな病気にでも使える自由な資産」になります。保険は「がん」という特定の条件でしか使えませんが、資産は「教育費」にも「老後」にも「他の病気」にも使える最強の保険です。
迷うくらいなら「入らない」という選択は正しかった
当時の私は「よくわからないから入らない」という消極的な選択でしたが、実はそれが賢明でした。
よくわからないまま契約してしまうと、その保険が家計を圧迫し、本当に大切な「資産形成」のスピードを鈍らせてしまいます。 資産が8,000万円目前となった今、何かあってもキャッシュで払えるという安心感は、どんながん保険の証券よりも私と妻を守ってくれています。
まとめ:不安を解消するのは「保険」ではなく「知識と資産」
「2人に1人はがんになる」という言葉は、私たちを不安にさせて商品を買わせるためのセールストークに過ぎません。
親愛なる読者の皆さん、特に子育てや将来に不安を感じているパパ・ママに伝えたいのは、「不安の正体は、公的制度を知らないことと、手元の現金が足りないこと」だということです。
- 高額療養費制度を正しく知ること
- 生活防衛資金をしっかり貯めること
- 浮いた保険料で資産を運用すること



正しい知識を身に着け、資産形成をしておくことが大事なのね!
親の愛情は、保険会社に手数料を払うことではなく、正しい知識を身につけ、家族の自由を守るための資産を築くことで示していきましょう。








