ワンルームマンション投資は本当に「資産」か?実物シミュレーションで見えた不都合な真実

「年金代わりに不動産投資を始めませんか?」

「東京のワンルームマンションなら値下がりせず、節税にもなりますよ」

資産形成に興味を持ち始めると、どこからか聞きつけた不動産会社の営業マンから、このような魅力的な提案を受ける機会が増えるかもしれません。

こんにちは、SHINです。現在はメーカーでエンジニアとして働きながら、家族と一緒にリベ大の教えを愚直に実践し、米国株を中心とした資産運用を続けています。一歩ずつ家計管理と積立投資を継続してきたことで、今では将来のお金に対する大きな安心感を手に入れることができました。

リベ大に限らず、成功している多くの投資家や書籍が「新築・中古のワンルームマンション投資には絶対に手を出すな」と警鐘を鳴らしています。しかし、実際に営業マンから綺麗なパンフレットや数字を見せられると、トークが非常に巧みなため「自分だけは上手く立ち回って得をできるのでは?」と思ってしまうものです。

そこで先日、エンジニアの習性として、実際に業者から提案された生のシミュレーションシートを裏側まで徹底的に分析してみました。

「保険代わりになる」「節税になる」というバラ色のセールストークを、データと論理、そして普通の会社員家庭の実践的な投資家目線からバッサリと検証していきます。

目次

業者の「バラ色シミュレーション」を徹底精査した驚きの結果

まずは、業者から手渡された「リスクを排除した理想の数字」と、私が実際の維持経費やリスクを織り込んだ「現実的な数字」を比較してみましょう。会社員の特権であるフルローンを利用した、一見すると自己資金を抑えた魅力的なプランの裏側がこちらです。

物件条件

  • 立地:東京メトロ西日暮里駅 徒歩9分(築11年・RC構造・ワンルーム)
  • 販売価格:2,600万円(フルローン・35年返済・金利1.45%)

収支項目(月額・年額換算の比較)

収支項目(月額換算) 業者提示の数字 SHINの現実的な精査 差異・隠されたリスクの正体
実質賃料収入 91,223円 86,662円 空室リスク5%(年間約18日)を考慮すべき
ローン返済額 -78,668円 -78,668円 35年間の金利上昇リスクが完全に無視されている
管理・修繕積立金 -8,990円 -10,990円 築年数が経つと共に必ず値上がりする経費
固定資産税・都市計画税 0円 -5,475円 業者が提案書からあえて除外する必須の実費
火災・地震保険料 0円 -1,500円 自分で必ず支払わなければならない維持コスト
月間収支 +3,565円 -7,971円 最初から毎月約8,000円の持ち出し(赤字)
年間収支 +42,780円の黒字 -95,652円の赤字 年間約10万円を本業の給料から補填する現実

いかがでしょうか。業者のシミュレーションでは、放っておいても年間約4万円の「お小遣い」が入ってくるはずが、実際に発生する経費を正しく並べると、年間約10万円を自分の給料から補填し続けなければならない「負債」に化けてしまいます。35年間、空室や設備の故障に怯えながら自分のお金を持ち出し続ける選択を、投資と呼ぶのはあまりに厳しい現実です。

営業マンが語る「3大セールストーク」に潜む罠の正体

なぜ、これほど不利な数字の物件が「魅力的な資産」として売られてしまうのでしょうか。それは、営業マンが会社員の心理を巧みに突く「3つの甘い罠」を用意しているからです。

罠①:「本業の所得税や住民税の節税対策になります」

「不動産での赤字を確定申告すれば、税金が還付されて手元にお金が戻りますよ」という定番のトークです。

  • 赤字だから税金が安いだけ:これは本業の給与所得と不動産の赤字を相殺(損益通算)しているだけです。つまり「儲かっていない(損をしている)」から税金が安くなっているだけで、本末転倒です。
  • 課税の繰り延べ(後回し)に過ぎない:建物の価値が目減り(減価償却)した分だけ、将来その物件を売却するときに「譲渡所得税」が重くのしかかります。単に税金の支払いを未来に先送りしているだけです。

罠②:「完済後は、私的年金の代わりに家賃が毎月入ります」

「35年後にローンが終われば、マンションはあなたのもの。家賃がそのまま年金になります」というトークです。

  • 家賃下落と修繕費用の増大:築11年の物件は、35年後には「築46年」の老朽マンションになります。当時の家賃が維持できている保証はどこにもなく、エアコンや給湯器の交換、大規模修繕による積立金の値上げで、手元に残るお金はさらに削られます。
  • 圧倒的な流動性の低さ:毎月5万円のお金が欲しいからといって、マンションの「ベランダだけ」「玄関だけ」を切り取って売却することはできません。米国株インデックス投資などであれば、必要な時に必要な分だけ取り崩して即座に現金化(流動性の確保)が可能です。

3. 罠③:「団体信用生命保険(団信)がつくので、生命保険の代わりになります」

「万が一、あなたに何かあってもローンはチャラになり、ご家族には無借金のマンションと家賃収入が残ります」という、家族想いな人に一番刺さるトークです。

  • 保障を買うためのコストが高すぎる:団信という生命保険代わりのために、数千万円という巨額の借金を背負い、毎月赤字を垂れ流すのはリスクの取り方として極めて不健全です。
  • 安価な掛け捨て保険で十分:もし家族への保障が心配なら、ネット保険の「掛け捨て死亡保険」を活用すれば、月々わずか数千円で同等以上の保障を確保できます。

まとめ:会社員の時間は有限。投資は「シンプル」なものが一番強い

不動産投資の営業マンが熱弁するメリット(節税・年金・保険)は、実はわざわざ何千万円もの借金を背負わなくても、「他の手段で、もっと安く、圧倒的に低リスクに」実現できるものばかりです。

  • 節税:新NISAの非課税運用の活用、ふるさと納税、iDeCoの利用
  • 年金(将来の資産):米国株インデックスファンド(VTIやS&P500)の自動積立
  • 保険:ネット証券やネット生命保険で用意する、安価な掛け捨て保険

実物の不動産を持つということは、空室が出れば次の入居者を探し、部屋が汚れたら原状回復の費用を交渉し、管理会社からの連絡に対応するという「自分の時間(脳のメモリ)」を奪われる労働でもあります。本業や家族、育児に忙しい会社員にとって、この時間単価の低さは見過ごせません。

構造が複雑で、手数料が不透明なパッケージ商品に手を出さず、誰がやっても同じ結果が出る透明性の高いシンプルな投資を選ぶ。これこそが、私がお金の迷子を脱出し、着実に資産を伸ばすことができた最短ルートだと確信しています。

まずは、目の前のうまい話に飛びつく前に、家計のバケツの穴を塞ぎ、自分の力でコントロールできる確実な一歩から始めてみませんか?

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※「損切り」も立派な投資判断です。今の価格を知ることが、自由への第一歩になります。

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※新NISAを活用すれば、利益はすべて非課税。これこそが、資産形成の最短ルートです。

甘い言葉の裏にある「数字の正体」を見極め、自由な人生へ一歩ずつ進んでいきましょう!

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プロフィール

✅属性: 30代、メーカーのR&Dエンジニア。

✅家族 : 妻・子2人の4人家族 |愛知県在住

✅投資 : インデックス×高配当ETF

✅実績 :
 ▶2020年:リベ大に出会い知識ゼロから投資開始
 ▶2026年:資産8,000万円達成
 ▶ 現在:「お金の自由」を追求中

ひとこと:
数年前まで投資に関しては全くの素人でしたが、リベ大に出会い、一歩ずつ行動したことで景色が変わりました。このブログでは、私が歩んできた「ありのままの実践記」を共有します。私の経験を少しでも皆さんの役に立てることが出来たら嬉しいです。一緒に「お金の自由」を目指しましょう!

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